冬に活躍してくれた服をクリーニングに出したり畳んでしまったりした。好きなものに感謝を記すのはよい行いであると思うので、この秋冬に買って良かった「好きな服」を書いてみようと思う。
Barbour for MARKAWARE & EDIFICE 別注 SPEY

この1, 2年ほどは Barbour をよく見るようになった。背景には伊藤忠がライセンスを取得し、マッシュグループと一緒に販売を始めたことがあるようだ。おかげで24AWは各セレクトショップから別注が販売されることになり、もはや Barbour をテーマにしたアンソロジーの様相を呈していた。こういうの楽しい。
そんな中とても気になったのがこれ。
- Barbour x MARKAWARE for EDIFICE
- 【Barbour × MARKAWARE for EDIFICE】別注3モデル販売スタート!|EDIFICE(エディフィス)|ブログ|BAYCREW’S STORE
限界を超えるほどの高密度な織りで実現した卓越した耐水性。形状を保ち、自立するほどの固さを持ち、着込むほどに風合いが増していきます。しかも、天然素材100%による高い吸湿性も兼ね備え、着る人をハードかつ快適に守るアウターです。
ワックスドコットンは機能性の面でも手入れの面でも嫌厭していたし、かといってぺなぺなのナイロンにしてしまうと Barbour である意味がなくなっちゃうんだよな、と思っていたところだったのでドンピシャな一着だった。
購入してすぐは本当に脱いだ形で直立するくらい硬い生地だったが、1シーズン着るとだいぶ体に馴染んでくれたように思う。
MHL. LIGHT LOOPBACK COTTON

MHL. と LOOPWHEELER のコラボ10周年を記念しての一着。インラインにはないシルエットがお気に入り。着心地の良さは言うまでもない。
FREAK’S STORE A.P.C. 別注 ワイドストレートシルエット JEAN PLUS FM

Aaron をベースに別注をかけたとのこと。 A.P.C. のデニムは欲しいと思いながらも、どうしても「欧米人が履いてかっこいいデニムは日本人には似合わない」みたいな感覚が強く手が出なかった。
FREAK’S STORE が大胆にワイドにして、さらに丈も短くしてくれたとのことなので、これなら履けるんじゃないかと勇気を出してチャレンジ。一番小さいので30インチでウエストはゆるいし丈もやっぱり少し余ったのだが、それでもこれは良いものだと履くたびに感じさせてくれた。とは言えどうも生地自体が本家 Aaron とは別物のようだが。
MOLTEMANI Limited Edition Col. / 15.5oz “Amami Doro-Zome” Denim Sweat

ファッションの文脈でほぼ取り上げられているのを目にしたことがない MOLTEMANI だが、去年の夏にTシャツを1枚購入してその出来の良さは知っていたので、こういうマニアックな製品を出されるととても気になってしまう。
洗いの加工も良いが、ちょっと硬くて乾いた感じの生地の風合いもとても良い。数年着た後どんな表情になっているのかとても楽しみだ。
ここに入らなかったが活躍してくれた服はたくさんいる。特に愛着を持っているものを取り上げるとどうしてもそれなりのお値段のものが並んだが、普通に UNIQLO でワイドチノパンツを色違いで買ってヘビロテしていた。 UNIQLO には足を向けて寝られない(そうすると立って寝るしかない)。また、前年から継続して活躍してくれた服にも感謝である。